2007年06月11日

レクサスLS600h/LS600hLのデザイン

どんな車?
…レクサスブランドのフラッグシップに位置づけられる3ナンバーサイズの4ドアセダン。2007年5月に登場。レクサスLSをベースにモーターハイブリッド+AWDを搭載して新しい高級車の形を示す。ロングホイールベース4人乗り仕様のLS600hLも用意されている。
LS600hは全長5030mm、全幅1875mm、全高1475mm、ホイールベース2970mm。車両重量2210kg。10・15モード燃費は12.2km。
LS600hLは全長5150mm、全幅1875mm、全高1475mm、ホイールベース3090mm。車両重量2320kg。10・15モード燃費は12.2km。
搭載エンジンはV8・5000cc直噴で394馬力を発生。これに高出力モーターが組み合わされて、システムパワーは445馬力。トランスミッションは無段階変速。乗車定員は4〜5人。価格は970〜1510万円。

外観★★☆☆☆
…ブルーエンブレムと世界初のLEDヘッドランプがLSハイブリッドの証。特にヘッドランプ内部の細部まで造りこまれた匠の技は芸術の域に達している。
ボディ全体を見ても、細部までとても丁寧に造りこまれた作品といえる。
ここまで褒めておいて何故星2つなのか?お前はそんなにトヨタが嫌いなのか?(笑) と、思われた方も多いと思う。
その理由だが、私はレクサスLSのデザインは周りの風景や建造物と交じることによってはじめて「輝き」を見せると思うからである。
あくまでレクサスLS「単体」の外観デザインの魅力度はさほどでもない。
レクサスLSの外観デザインは、周りの風景や光の当たり方によってガラリと「見え方」が変わってくる。
私がこの事に気づいたのは、とあるデザイン誌に日本のある建物の横に置かれたLSの写真を見た時だった。
こういうデザイン手法を取り入れているのは世界でレクサスだけかもしれないし凄いことだと思うのだが、あくまで「車単体」を見ると…。それがレクサスデザインの良さでもあり悪さでもある。

内装★★★☆☆
…外観と同じく、細部まで綿密に造り込まれた匠の技の数々に驚かされる。見事な「作品」だ。
ただ、デザインを見るとこれまでの高級車の域を出ていない。平凡だ。
一部グレードにはインストルパネルにまで本革が与えられる。豪華絢爛の極みだ。
普段手が触れる部分の質感、触感も抜かりなし。さすがレクサスのフラッグシップ。
ただ、センターコンソールパネル全体にずらりと並べられたスイッチの多さはどうかと思う。大昔のベンツじゃないんだから。
居住空間はさすがVIPセダン。成人男性4人がゆったりと座れる。さらにLS600hLは後席セパレートの4人乗り。オットマンやバイブレート機能まで備わる。至福の移動時間を過ごせることは確実。
11エアバッグにプリクラッシュセーフティ、ヘルプサポート等安全装備の充実度も世界一。

総合★★★☆☆
…レクサスLS600h/600hLのエンジン排気量は5000cc。LSよりも大きなエンジンを搭載しているあたりがいかにも階級重視のトヨタらしい考え方だ。フラッグシップだからエンジンもLSよりも大きく、ということか。
ただ、その大排気量エンジンを搭載したのは何の為?2.2トンある車重の為?はたまた、「胸のすく加速」とやらの為?
確かにエコカーといえども「スピード」は必要だ。車から「スピード」を取ればそれは車ではなくなる。
ただ、この車のモーターの使い方はハリアー/クルーガーハイブリッドと同じ「電気ターボ」的な使い方ではないのだろうか。
これではエコを詠う「ハイブリッド」の主旨と若干ずれているような気がするのだが、違うだろうか。

LSの登場で私は、レクサスのデザイン哲学「L-フィネス」をようやく少し理解できたかな、と思う。
L-フィネスは深い。そして長い年月をかけて理解され、愛されていくものだ。
ただ、せっかくの世界基準高級セダンなのだから、ひと目見て引き込まれるような、「瞬間的にわかるカッコ良さ」も必要なのではないだろうか?
ファーストインプレッションで感じるパッションというか(なんかルー大柴みたいだな…)他の車に見せつけるようなわかりやすさがほしいね。
ただ、ついに「Sクラス」、「7シリーズ」、「A8」と対等な国産高級セダンが登場したことは素直に喜びたい。
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2007年06月03日

シビックタイプRのデザイン

※どんな車?
3ナンバーサイズの4ドアスポーツセダン。2007年3月に登場。インテグラの生産中止に伴い、シビックブランドで「タイプR」が復活した。
全長4540mm、全幅1770mm、全高1430mm、ホイールベース2700mm。車両重量1270kg。10・15モード燃費は11km。
搭載エンジンは直4の2000cc・iVTECで225馬力を発生。これに6速MTが組み合わされる。乗車定員は4人。価格は283.5万円。

※外観★★★★☆
…ベースとなったシビックのモノフォルム的な一体感あるデザインを生かしたエアロパーツが完璧なまでにキマっている。お世辞抜きでカッコ良い。
最近のホンダ車はエアロパーツ装着を前提とした外観デザインに仕上げているのか。その分、エアロ無しは物足りない。
シビックタイプRのフォーカスポイントはフロントビュー斜め45度。ボディに刻まれた1本1本のラインまで意味のあるデザインに仕上げている。彫りの深い立体的なフロントバンパーのデザインも素晴らしい。
サイドビューもなかなか精悍。ガーニッシュが効いていて引き締まっている。
ここからは少し厳しい意見になるが、ノーマルシビック同様、Bピラーよりリアにかけてのデザインは相変わらず平凡でつまらない。
Cピラー〜リアフェンダー付近がどうもデザイン的に重たく感じる。ボディ剛性の関係もあるかもできないが、デザイン的に工夫がほしい。
リアビューはタイプR専用バンパーの効果か、ノーマルシビックよりも軽快な感じに仕上がっている。大型のテールランプも要改善。見た目が重たい。

内装★★★☆☆
…元々シビックのインテリアデザインは運転席重視でパーソナルなイメージがあったので、タイプRのスポーティーイメージにしっくりくる。
タイプRカラーを基調としたインテリア、プッシュエンジンスターターやアルミ製シフト、メタル製ペダル等、ドライバーをその気にさせるアイテムが満載。REVインジケータも粋な演出だ。
インパネはデザインのしすぎで一体感が無く、失敗している感があるのは相変わらずだが、黒色なのであまり目立たない(笑)。
シートはレカロ製ではなく、ホンダ製。身体を沈みこませつつしっかりとサポートするもので、ドライバーの一体感を生む。
リアシートもサポート性重視。ヘッドレスト一体型で、男性には座面の高さが足りないか。
安全装備はノーマルシビック並の充実さ。チルト&テレスコもしっかり付いている。
ISO FIXチャイルドシートにも対応。いざというときはファミリーカーとしても使える。

※総合★★★☆☆
…日頃ミニバンばかり造らされ続けていてフラストレーションがたまっているホンダ技術陣の思いがついに爆発したのか、今回のシビックタイプRは「FFタイプR史上最速」を目標に開発された。
筑波サーキットではインテグラタイプRマイナス1秒以上、ツインリンクもてぎ、鈴鹿サーキットではマイナス4秒を実現したという。
一般公道を常日頃走らせる我々にとっては「へ〜、凄いね」といった感想だと思うが、サーキットマシンとしては凄いことだと思う。
さて、私がこの車に疑問なのが、何故欧州仕様のHBボディではなく、4ドアセダンにする必要があったのかということだ。
どうやら、「最速」を実現するためだったとのこと。欧州タイプR は剛性が足りず、元々剛性の高かったセダンボディにしたらしい。全ては「史上最速」を実現するため、ということなのだろうが、残念でならない。
私個人的には、欧州タイプRを日本で見てみたかったな、というのが正直な感想だ。やっぱり小さくて軽くてカッコ良いシビックが見たいからね…。


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2007年05月27日

プレマシーのデザイン

※この車は?
…ナンバーサイズの5ドアミニバン。現行型は2005年2月にFMCされた2代目。2007年1月に2000cc直噴エンジン+5速ATの採用、スポーツグレード追加等の一部改良を実施した。
ボディサイズは全長4505mm(エアロ装置車は4555mm、全幅1745mm、全高1615mm、ホイールベース2750mm。
搭載エンジンは直4・2300cc、直噴4・2000cc、直4・2000ccの3種類。これにマニュアルモード付の5速又は4速AT(4WDは4速AT)が組み合わされる。
10・15モード燃費は10.6〜15.0km。価格は174.3〜231万円。乗車定員は7人。

※外観★★★☆☆
…ライバル車が5ナンバーサイズをキープしているのに対して、プレマシーは1745mmの堂々したサイズでかなりワイド感があるフォルム。
フロントマスクはアクセラ、アテンザと共通の精悍なマツダデザイン。立体感あるボンネット〜フロントグリルまでのラインがポイントだ。エアロパーツ装置車はさらに精悍度が増す。斬新ではないが、なかなかカッコ良いと思う。
サイドビューはウィンドウ面積が小さいからだろうか、若干だが重心の高さが気になる。Aピラーと屋根周りをブラックアウト化してみてはどうだろう。
リアデザインはシンプル。1つ気になるのはリアウィンドウ周り。スポーティーを強調するならばテールランプの位置をもっと下げた方が良い。

※内装★★☆☆☆
…極立つ特徴・インパクトがあるわけではないが、シンプルで飽きのこないデザイン。
シルバー加飾のセンターパネルに全ての操作スイッチが揃う。質感はこのクラスで標準レベル。
シートは1〜2列目の各席にアームレストが備える。2列目までは大きさ、サポート性も充分のレベル。2列目セカンドシートは「KARAKURIシート」と名付けられた収納式。観光バスの補助席レベル。
3列目は一応座れるがいざというときに近くまで乗せていくよ、というレベル。それ以上でもそれ以下でもない。
3列目まで対応するカーテンエアバッグやテレスコ等、安全装備はライバル車以上のものが備わる。

※総合★★★☆☆
…好出力と低燃費を両立した直噴エンジンの採用で「走りのプレマシー」の魅力度UP。他車には無い、大きな個性だ。
見た目だけのハッタリカーとは違う。多少の快適性は犠牲にしても、ドライバーが楽しめる車にしたいという開発者のメッセージも伝わってくる。
MPVもそうだが、スポーティーイメージでありながらリア両側スライドドアという相反したコンセプトなのも面白い。しかし、私は一般的なヒンジドアの方がこの車にとってメリットが多いと思うのだが。

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2007年05月20日

クロスロードのデザイン

※この車は?
…3ナンバーサイズのSUV。2007年2月に登場。SUVとミニバンのクロスオーバー車。
ボディサイズは全長4285mm、全幅1755mm、全高1670mm、ホイールベース2700mm。
搭載エンジンは直4・i-VTECの2000ccと1800cc。これに5速ATが組み合わされる。10・15モード燃費は13.8km(4WDは12.4〜13.4km。
価格は193.2〜291.9万円。乗車定員は7人。

※外観★★★☆☆
…スタイルのヒントはきっとハマー(H3)かな?特に横から見たらたたずまいがそっくり。
4.3mという全長以上に存在感のあるスタイル。なかなかカッコ良いと思う。
この車を初めて見た時、昔あった「HR-V」という車を思い出した。台形SUVの上にハッチバックスタイルのワゴンがちょこんと乗っかったユニークなスタイルであった。
クロスロードにもHR-Vと同じ匂いがする。SUVのような「ゴツくて熱い」というイメージは皆無だ。
全体のスタイルは直線基調でシンプル。フロントデザインはバンパーコーナーをそぎ落として多面体のフォルムとしている。全く無駄の無いライン構成や長めのボンネットで見せるトータルバランスは、昨今のホンダ車の中でも群を抜く完成度だ。
サイドデザインは非常にシンプルなラインで構成されている。コーナーを削ったウィンドウグラフィックは非常にユニーク。フェンダーは1800ccが黒、2000ccがカラーとなるが、私は黒の方がメリハリがあってセンス良く見えると思う。
リアスタイルはどうか。あれ?フロント・サイドからの勢いはどうした?
縦長のテールランプに横長のリアウィンドウ、段差を付けたバックドアという構成はHR-Vや先代ステップワゴンと同じではないか。がっかりだ。誉めた分の熱が冷めた。
もっとテールランプを小型化してウィンドウグラフィックをキューブのようにアシンメトリー(左右非対象)な雰囲気にしたら面白かったと思うのだが。
まあでも、久しぶりに若々しいホンダデザインが見られたので良かった。斬新ではないけどね。

総合★★★☆☆
…クロスロードはホンダお得意のクロスオーバー車。コンパクトカークラスのハッチバックボディにSUVの力強さをミックス。さらに7人乗りとしてミニバンの使い勝手をプラスした。
このクラスで7人乗りのSUVは今のところクロスロードだけなので、この車は先駆者ということになる。
ファッションとしてのSUVスタイルなのかと思いきや、4WD車にはトラクションコントロール、横滑り抑制、ヒルスタートアシスト機構を備える本格的なものだ。買って騙されることはない。
「ミニバンのスタイルは嫌いだが7人乗りが欲しい。さらに、スタイリッシュかつゴツい車が欲しい」という欲張りな人に向けた車ということになろうか。
驚いたのは価格。強気だね、ホンダは。競合ライバルひしめく分野に投入する車には戦略的なプライスをつけるが、ライバル不在のポジションに投入する車は強気のプライスをつけて儲けようとする。
これはホンダに限ったことではないが、クロスロードの売れ筋グレードは1800ccの4WDで225.75万円。しかもご丁寧にオーディオレスだ。ナビを付けたらコミコミ280万円ぐらいになる。
さらに2000ccの最上級グレードは4WDで291.9万円もする。こちらもオーディオレス。
一番マシなグレードは、1800ccのL-Xパッケージの2WD、199.5万円(勿論オーディオレス)ぐらいか。
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2007年05月13日

シトロエンC6のデザイン

※この車は?
…3ナンバーサイズの高級HBスタイル4ドアセダン。2006年10月に登場。シトロエンの最上級車種。
ボディサイズは全長4910mm、全幅1860mm、全高1465mm、ホイールベース2900mm。
搭載エンジンはV6・3000cc。これにマニュアルモード付6速ATが組み合わされる。
1グレードというシンプルな構成。乗車定員は5人。
「ハイドラクティブVプラス」という油圧サスペンションを採用。「魔法の絨毯」とも呼ばれる快適な走行性能を実現した。セルフレベリング機能も搭載。

※外観★★★★☆
…「ハイドロ」という機能を全体で表現したデザイン。ゾウガメを思わせる長めのボンネットに塊感のあるキャビン・荷室空間というスタイル。
まさに独創的なシトロエンワールドといった感じだ。低く構えたフロントマスクはシンプルだが個性的。その顔つきは爬虫類系だ。
サイドビューはシンプル。広いグラスエリアが快適な室内空間を想像させる。無駄なラインが一切ないのが潔い。ホンダよ、見習ってくれ。
リアビューもこれまた個性的。短いトランクだが、逆U型のテールランプがアクセントとなっていて面白い。
ボディ下部のメッキモールで上質感を演出。とにかくセンスが良い。この車のデザイナーは一体どんな環境でこの車をデザインしたのだろうか。日頃からきっと良いモノを見たり使ったりしているのだろう。
本来なら星5つだが、やたらに長いフロントオーバーハングが気になるので星1つ減点とさせて頂く。

※内装★★★★★
…一歩間違えれば「淋しい。素っけない。」で終わるが、この車のインパネは違う次元で「高級」という言葉が当てはまるのではないだろうか。
例えるなら「日本間」のような落ち着きのある空間。国産高級セダンのインパネが好きな方にとっては物足りなさを感じるのかもしれないが。
シートも厚みのある落ち着いたデザイン。全席快適だろう。

※総合★★★★☆
…国産高級セダンに物足りなさを感じる方に。スタイルにクセがあるが、ツボにハマるとこの車の魅力が数倍増すと思う。
ちなみに私には難解すぎてわからない(笑)。ハイドロの乗り心地には興味ありますが。
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2007年05月06日

ワゴンRスティングレーのデザイン

※この車は?
…ワゴンRベースの背高軽ワゴン。2007年2月に登場。表示タイプ、RR(ダブルアール)に続く第3のワゴンRとなる。
ボディサイズは全長3395mm、全幅1475mm、全高1635mm(4WDは1645mm)、ホイールベース2360mm。
搭載エンジンは直3・660ccのNA、ターボ、直噴ターボ。これに4速ATが組み合わされる。
10・15モード燃費は18.8〜20.0km(4WDは18.2〜18.8km)。価格は116.55〜160.86万円。乗車定員は4人。

※外観★★☆☆☆
…フロント周りは標準タイプとは別物。
エアロパーツ、アルミホイールを全車標準としてスポーティーで洗練させたイメージを演出している。
さて、スティングレー専用のフロントマスクのフィット感はどうだろうか?直線的なボンネットとヘッドランプ・グリルのデザインはなかなか精悍だ。
しかし、フロントマスク全体を見るに何やらガキっぽい。ワゴンRよりも若い男女をターゲットにしていると思うが、この顔では…。
直線基調の車はあまり飽きがこないことが人気の秘密らしいが、同じ直線基調でもスティングレーはヘッドランプやバンパー穴が微妙に傾斜しているところが気になる。全て直線で描いた方が良かったのではなかろうか?
サイド〜リアビューは標準とほぼ同じ。そんなにケチらずに、せめてバックドアのデザインぐらい変更しても良かったのでは?
ただ、全体のデザインバランスは良いので、星2つにしました。

※内装★★★☆☆
…インパネデザインは標準タイプと同じ。内装色をオールブラックとしてスポーティーなイメージを演出。
オーディオ〜エアコンまでのガーニッシュが目立つ。ここの部分は標準タイプのMC時にデザインが一新されたので、今見ても鮮度が保たれている。
メーターにはメッキリングが付いた。これだけでも質感アップに貢献していると思う。自発行式メーターも見やすい。
使い勝手は標準と同じでなかなか良いだろう。収納も充分だ。チルトステアリング&シートリフターも全車標準。この辺りは男性ユーザーへの配慮か?

※総合★★☆☆☆
…新型ムーヴ対策として急遽追加された着せかえ人形的車。新型車ではなくあくまでも追加グレードの1つとしてとらえるべきだ。
何だかワゴンRもやり方がカローラみたいになってきましたな。まあ、ムーヴも標準・カスタム・ラテがあるからおあいこか。
上級グレードには豪華装備てんこ盛り。軽のフル装備好きにはたまらないが。


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2007年04月29日

デリカD:5のデザイン

※この車は?
・・・3ナンバーサイズの5ドアクロスオーバーミニバン。2007年1月に登場。
ボディサイズは全長4730mm、全幅1795mm、全高1870mm、ホイールベース2850mm。
搭載エンジンは直4・2400cc。これにCVTかマニュアルモード付の6速CVTが組み合わされる。
10・15モード燃費は10.4km。価格は261.45〜341.25万円。乗車定員は8人。

※外観★★★☆☆
…正直、評価に迷った。全体のフォルムはとても良いと思う。東京モーターショーに出品されたコンセプトモデルをほぼそのまま具現化している。
ライバル他社には無いタフさとゴツさはデリカ伝統。先代スペースギアのオーナーも納得のスタイルではないだろうか。
ポイントはサイド・リアビュー。余計なラインが無い「クリーン」さとDピラーの太さで「頼もしさ」を両立。
リアビューは横長のリアウィンドウとテールランプ&ガーニッシュのデザインがクリーンかつタフなイメージを演出。
樹脂フェンダーや目立たない補助ミラー等細部の気配りも忘れていない。
これだけベタ褒めしておいて何故に星3つなのか疑問に思われる方も多いと思うが、それは私がどうしても許せないデザイン箇所があるからだ。
それは、フロントマスク。はっきり言って、ボンネット、ヘッドランプ、フロントグリル、フロントバンパーの各造形を全てやり直して頂きたいぐらいダメダメです。
他の部分がガチっとした堅牢なイメージなのに対しフロント部分は妙に洗練させているような形跡が目立つ。他の部分とのバランスが良くない。
メッキグリルなんかで誤魔化さずに、もっとメカ的でゴツいフロントマスクを望む。せっかくの傑作スタイルが勿体無い。

※内装★★★★☆
…インパネ全体の造形はメカニカルで骨太だ。この車のコンセプトに似合ったデザインだと思う。
ラウンドした送風口付近のデザインは包まれ感を演出。メーターのデザインはアウトランダーを連想させる。
シルバー色で存在感のあるデザインのセンターパネルも各種スイッチ付近の細かい部分までしっかりデザインされている。
さらに、天井のデザインまで。リブボーンフレームと名付けられた各ピラーにアーチがかかったような造形が斬新。間接照明まで備わる。機能とデザインを両立した。
シートもしっかりと造られているようだ。居住空間も良いと思う。ただ、ベージュの内装色はデリカのキャラクターに似合うかは正直疑問だが。

※総合★★★★☆
…この車の発表会で三菱の益子社長は、「最近の世の中の状況を見て、家族の絆や仲間との人間関係を見直したり、強くする必要があるのではないか。この車を提案することで、それを考える契機になってくれればという気持ちも込めている」
と述べている。
私はこの言葉は非常に意味のある発言だと思う。
ここ最近の自動車業界は、セールス重視の為にお客の顔色ばかりを伺った「マーケティング主導」の車造りが全盛。
しかしデリカD:5の開発姿勢は、あくまで「提案型」で「造り手主導」の車造りをしている。ここを私は評価したい。買う価値のある1台だと思う。
こういう発想から、他メーカーにないコンセプトの個性的な1台が生まれる。クルマ造りの「プロ集団」である自動車メーカーにはもっともっとユーザーである私達に新しいクルマの形を「提案」してほしい。
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2011年07月24日

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